■ さとのば大学の連携地域となりました!2024年度より、石川県加賀市もさとのば大学の連携地域として参画いたしました。弊社では、今後加賀市でのさとのば大学の動きにつきまして、事務局・地域コーディネートを担当させていただきます。今後は、さとのば大学の「旅する大学コース」及び「ギャップイヤーコース」の地域留学候補地として、大学生等の受け入れを積極的に行なっていきます。■ 加賀市の現状加賀市には大学がなく、進学のタイミングで加賀市外へと出てしまうケースが多いため、高校生が大学生というロールモデルに出会える機会が少ないのが現状です。また、こうしたことを課題に感じ、地域内でも大学生のプログラムや授業の受け入れなどは積極的に行なっていますが、中長期のプログラムがなかなか継続しづらいといった現状もあります。そうした中で、新たにハコモノとしてキャンパスを設立し、大学やサテライトを誘致するのではなく、地域をフィールドとする大学の受け入れを行うことで、加賀市が一つの実験の場であり故郷となっていくことに加え、さとのば大学生が高校生にとってのロールモデルとなることを期待しています。■ さとのば大学Learning Journey春休みを開催しました!さとのば大学の受け入れ地域として2024年度を迎えるにあたり、2024年3月23日から2泊3日でLearning Journey(以下、LJ)の受け入れを行いました。今回の加賀でのLJのテーマは、「「自治」のまちで、探究と表現する旅」でした。初日には、現代舞踊家の山田洋平氏による身体表現のワークショップ、コーディネーターの佐竹による探究と表現のワークショップを行い、自分自身がどのように演出されているかについての身体表現を感じ、学んだり、自らの探究テーマに沿ったカリキュラム作成などを行いました。2日目には、橋立、山中温泉を散策し、東谷地区で住人による探究やそれに伴うアクションの話などを聞く時間になりました。今立では、塚元蒼大氏の畑を視察しながら話を聞き、大土では二枚田昇氏による地域案内と国際ボランティアの受け入れの話を聞きました。また、2日目の夜は、地域住民との交流会も開催し、想像以上に話が盛り上がるなど、いい方向に予期せぬ展開が生まれました。最終日は、片山津温泉を、山口美幸氏に案内していただき、これまでの地域の歴史と、住民がボトムアップで行なっている歴史のアーカイブなどの話を聞きました。それぞれが、3日間の振り返りを行い、LJが終わって日常に戻った後のアクションまで宣言をし、解散しました。2泊3日の中でも奇跡的な出会いもあれば、様々な伏線回収も発生するなど、参加者にとってもとても面白い体験ができたのではないかと思います。3日間の中で、それぞれが自分の感情や感覚を含めた学びを常に共有し続け、自分の立ち返る原点としての「探究」に邁進していくことで、新たな出会い直しができることを感じてもらえたかと思います。参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました。■ さとのば大学とはさとのば大学は、地域に暮らしながら実践するプロジェクト学習を軸とした新しいスタイルの市民大学です。全国各地の在校生や地域共創領域のトップランナーである講師陣とオンラインで繋がりながら、理論のインプットと対話で学びを最大化していきます。通信制大学とのダブルスクールで、学士の取得も目指せます。(さとのば大学 公式サイトより引用)