地域と関係性を紡ぐ観光を実現へ株式会社Root-N(本社:石川県加賀市、代表取締役:佐竹宏平)は、「旅先を、ふるさとに。」をコンセプトに、加賀の関係案内所「カガリべ」をリニューアルいたしました。加賀というまちを一つの舞台に、お越しになった方と加賀の縁を紡ぎ、いつでも帰ってこれる関係性の構築を目指します。カガリべとはカガリべは、加賀の関係案内所です。加賀を訪れる方に対して、そのニーズに応じた地域や住民、お店、歴史や文化などを紹介するオーダーメイドのガイドを行っています。カガリべという関係案内所を通して、利用者の方と加賀の関係を紡ぐ媒介となり、旅先をふるさとにするという体験を提供しています。カガリべでは、利用者の方のニーズを事前にヒアリングした上で、当日どのような時間を過ごしたいのか、どのような体験をしたいのか、どのような興味関心があるのかによって、一人一人にマッチした出会いや体験をお届けします。▷サイトhttps://www.root-n.co.jp/kagalibe地元の人からまちの説明を聞いている様子カガリべの特徴カガリべの特徴は、大きく3つあります。一つめは、事前に顔合わせを行う点です。旅行先ではじめましてではなく、オンライン上で事前に顔を合わせておくことで、対面でははじめましてという出会いを作ります。どんな人が現れるか不安にならず、現地の友達に会いに来る体験をお届けしています。事前の顔合わせにて、どのような時間を過ごしたいのかなどリクエストをお伝えいただくことで、加賀で過ごす時間や体験、出会いなどをより一人一人に最適化してお届けします。二つめは、人数を最大で3人までに限定している点です。カガリべでは関係性に重点を置いています。顔を覚える、コミュニケーションを密にするなどの思いから、一度の利用者を顔が見える範囲の3人までとさせていただいています。また、団体の観光客の減少や新型コロナウイルスの蔓延の中での旅行形態の変化に対応し、旅行者や地域の方々にも配慮した形にもなります。三つめは、出会いを提供する点です。地域での体験の一つの醍醐味は、地域住民との交流です。何より住民を通してこそ、地域が輪郭を帯びる側面があるので、カガリべでは地域住民との出会いも大事にしています。サステナブルな旅行の提唱へ観光地として賑わう地域では、同時にオーバーツーリズムによる問題などを抱えているケースがあります。実際、「観光地価格」という言葉があるように、観光客の流入による価格の高騰が起こったり、質が低下するということもあったりします。観光地になってしまうことで、地域住民にとっての住み良さが失われるケースもあります。そこで弊社は、観光客を数多のうちの一人の存在として見るのではなく、一人の「あなた」という人間として捉える旅行の形を提唱します。地域の店舗の方などが、一サービスの提供者として存在するのではなく、それを超えた一人間であり、それを前提とした関係性を構築することを狙いとしています。関係性を構築することによって、ただ観光客の一人ではなく、応援し合う「私とあなた」の関係性へと変わり、地域に対する見方、及び関わり方が変わるのではないかという仮説を検証するべく始めました。重要伝統的建造物群保存地区観光地以外の選択肢を観光地及び観光情報はマス向けに最適化されており、個別の一人一人の本当のニーズを満たしていないケースも多いです。例えば、もっと自然を体験したい人や地元住民と話をしたい人など、様々な人がいます。検索すれば観光地はすぐに出てくる世の中になった今、個別最適化された情報や体験が足りておらず、いわゆる「観光地に行く」以外の選択肢を作ることで、新たな旅の体験を提供していきます。温泉街の歴史を説明しながら歩く新たな旅行の文化を検索すれば観光地はすぐに出てくる世の中になった今、ただ足を運び、写真を撮るだけの観光は一人でも完結可能です。インターネット上にも、様々な情報があり、それを辿っていきさえすれば、満足できる場所へと辿り着けるのも事実です。我々が作りたい新たな旅の体験は、表になっていない観光地との出会いやその人に最適化された体験、地域住民との出会いを通した第nのふるさとづくりです。一方で、何でもかんでもインターネットに情報としてあげたらいいわけでもありません。そうなった時に必要なのは、そこの関係性の架け橋となる存在です。現状、観光ガイドといえば、ボランティアや低価格で成り立っているものが多く、そこにお金を払う文化がありません。一方で、そのガイドの質を高め、関係性の構築に軸足を置けば、それはまた新たな旅の体験を楽しめます。弊社では、そうしたニーズの汲み取り及び個別最適の体験提供に主軸を置いて、より加賀を楽しんでもらい、また加賀に帰ってきてもらえるような関係性の提供を目指していきます。